■この世界と、絵を描くということ
幼少期の私は本の虫で図書館に通っては小説や図鑑を読み漁っていました。
ある時プランクトンの図鑑を見た時、透明な水の中にはたくさんの生き物がいたということに大きな衝撃を受けました。 そこから自分の目では見ることのできないものがたくさん存在することを知りました。
木には枝があり、その先にある葉には葉脈が刻まれその中には葉緑体といった細胞があり、その中にさらに核があり… 世界の全てに、自身の肉眼では見ることのできないパーツが存在している。 それは嘘のような本当で、果てしなく続いているような錯覚を呼び起こします。
規則性のあるパターンや生き物のもつ形を繰り返し緻密に描写することは、対象の中へ、物質の中へ、細胞の中へ入り込むことです。目で見ることのできない世界の先には何があるのか…わくわくした気持ちで絵を描いています。
HP
https://nakanomisuzu.com
※作品ごとに簡単な解説の文章を掲載しています。
■経歴
2016 東京工科大学デザイン学部デザイン学科卒業
2015 個展「生命の黒」/ 改正湯(東京)
2020 グループ展「第2回地元の女性作家展」/ ギャラリー南製作所 (東京)
2021 大田区OPENアトリエ2021 / ギャラリー南製作所 (東京)
2021 「OPEN STUDIO 2021」ART FACTORY城南島(東京)
2022 グループ展「第3回地元の女性作家展」/ ギャラリー南製作所 (東京)
「OPEN STUDIO 2022」ART FACTORY城南島(東京)
「パスカルの蝶たち×INHERENT:PATTERN」 池上 本妙院(東京)
2023 「HICity春先フェア~第5弾~アート展示」羽田イノベーションシティ(東京都)
「OPEN STUDIO 2023」ART FACTORY城南島(東京)
2024 「OPEN STUDIO 2024」ART FACTORY城南島
2025 「える」The Artcomplex Center of Tokyo(東京)